GA4の「最初のユーザーの参照元/メディア」「セッションの参照元/メディア」「参照元/メディア」の違いについて

ユニバーサルアナリティクスからGoogle Analytics 4 (以下GA4) に切り替わって、ディメンションや指標の名前が変わっていたり新しいものがあったりで、違いがわからず悩んでいませんか？
今回は、解析する上でよく確認するであろう「参照元 / メディア」について解説を行います。

GA4で「参照元 / メディア」というものが3つあります。それが「最初のユーザーの参照元/メディア」と「セッションの参照元/メディア」と「参照元/メディア」です。ユーザーのサイトへのアクセス方法を異なる視点から分析するためのものなのですが、それぞれの違いを説明します。

「最初のユーザーの参照元/メディア」とは

ユーザーが最初にサイトに訪れた際のトラフィックソースを指します。たとえば、ユーザーが最初にGoogle検索を通じてサイトにアクセスした場合、そのユーザーの「最初の参照元」はGoogleとなり、「メディア」はオーガニック検索となります。この指標は、ユーザーがどのようにしてサイトを最初に発見したかを追跡します。

「セッションの参照元/メディア」とは

特定のセッション（サイト訪問）におけるトラフィックソースを示します。ユーザーが複数回サイトを訪れる場合、各訪問（セッション）で使用された参照元/メディアが記録されます。例えば、ユーザーが一度目は検索エンジンから、二度目はソーシャルメディアからアクセスした場合、それぞれのセッションにおいて異なる参照元/メディアが記録されます。

参照元/メディアとは

より一般的な指標で、ユーザーがサイトにアクセスする際に使用したトラフィックソースとメディアタイプを示します。この指標は特定のセッションや初訪問に限定されず、全てのサイト訪問における参照元とメディアの情報を提供します。

活用のポイント

それぞれの分析軸の利用ポイントを紹介します。

最初のユーザーの参照元/メディア・・・新規ユーザーの集客経路を調べるのに適しています。
セッションの参照元/メディア・・・最終的にコンバージョンに寄与した集客経路を調べるのに適しています。
参照元/メディア・・・同一セッション内で参照元が変わる場面（クロスドメイン等）の経路を調べるのに適しています。

以上の情報をもとに、ビジネスにインパクトを与える解析を行いましょう。

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